マランツ7型管球式イコライザ・アンプの製作(2)

 写真で見るとCR類がタレットの端子やアース母線から真空管ソケットの端子に整然と接続されているので、配線作業はそんなに難しくはないだろうと考えていましたが、いざやってみるとこれは如何。ベーク板の両面にCとRがあり、どちらから先に半田付けするかで作業性が大きく変わってくるので半田付けの順番を決めるのに苦労しました。真空管のソケット端子には最大4個の部品が取り付けられるので、うまくまとめて半田付けできるように考えながら作業を進めました。
 その中で一番最後まで悩んだのがベーク板上のアース母線です。『ラジオ技術』誌の記事の写真を見ると明らかに

途中で分割されています。この理由が回路図だけでは理解できませんでした。本家のマランツ7では途中で分割されていません。色々写真等細かく見ていくと氏家氏がシールド線のシールド外皮側を信号線として使用している部分がありアースのループができないように分割したものと私なりに解釈しました。ですから私のようにセレクタースイッチを付けず、シールド外皮側を片側のみ接地するような使い方の場合は分割する必要なしと判断しました。(私も入力のRCAジャックからV1のグリッドまでのシールド線のみシールド外皮をマイナス信号線として使っています。)
 フォノイコライザーアンプですので防振対策も雑誌の写真と同じようにやってみました。以下は完成後の写真です。

 

 

 

 

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マランツ7型管球式イコライザ・アンプの製作(1)

 少し前に6688EQ基板を購入した北神電子サービスのブログを見ていたらマランツ7のEQ基板を頒布していました。

それまでは特にマランツ7のEQに特別興味があったわけではないのですが、それを見て急に興味が湧いてきて、即その基板を購入しました。この基板以前にも北神電子サービスはマランツ7型EQアンプを頒布されており、そのモデルとなったのが、『ラジオ技術』1998年11月号~1999年1月号に連載された氏家高明氏の記事です。たまたまこれらの号を持っていましたので読み返していくうちに、プリント基板ではなく、雑誌に掲載されている通りに製作してみたいと思うようになりました。

 

 

 

 

 

 最初2mm厚のベーク板に穴を開けタレットを挿入してかしめていたら見事に穴の多い部分で割れてしまいました。やむなく3mm厚のベークに変更してなんとかタレットを取り付けることができました。EQ部に使用するCR類ですが、これはあえて記事通りではなく自分の手持ちの部品も考慮して揃えました。抵抗は1/2wは主にPRP、1wはREX・DALE、それ以上はDALE巻線を使用しました。コンデンサーは0.01uFと0.47uFは東一、0.1uFはBlackBeauty160Pの手持ちを、カソードのパスコンには手持ちの湿式タンタルを、RIAA部分は富士通のスチコンとディップマイカを使用しました。この時の回路図で参考にさせてもらったのが「Legend Audio」というHPの「名機マランツ7の回路と補修」という記事です。最終的に初期のマランツ7の回路図の定数を採用することにしました。

 電源部をどうするかは色々考えましたが、カットコアのトラン

スを特注するのも大袈裟すぎなので、6688EQプリから取り外したSANSUI PV65を使用することとし、ハムノイズ対策として本体と電源を別ケースにすることにしました。また北神電子サービスの頒布品に使用していたマランツ7EQアンプの電源用のプリント基板が今でもeBayで購入できるとわかったのでそれを使用することにしました。この基板の特徴はB電源の整流をダイオードと整流管のどちらかを選択できるというところです。今回は整流管6X4を使うことにしました。しかし、電圧調整にはちょっと苦労しました。というのも基板で指定していた抵抗値はおそらくマランツ7全回路を製作する時に規定の電圧になるように抵抗値が指定されており、今回のようにEQ部のみの製作時には規定の電圧にはならないので試行錯誤が必要です。ケースには余り大きくなく手ごろな形のものを探していましたらTAKACHIのUC1

8-10-24GXがぴたっときたので本体・電源とも同じケースにしました。

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「6418サブミニチュア真空管使用ヘッドホンアンプキット」の製作

mkusunoki.net さん頒布の真空管ヘッドフォンアンプを見て急に組み立ててみたくなり即注文しました。何日か後にキットが到着しすぐに組み立てました。結構パターンが接近しているところが何箇所かあり、ちょっと緊張した半田付けでした。それでもていねいな解説のおかげで一発で音が出て感激しました。なんといい音なのでしょうか。Nutubeのヘッドフォンアンプもいい音でしたがその上をいくというか真空管アンプ本来の音がします

。この結果に欲がでて、色々試行錯誤してみました。そのために入出力コンデンサー、真空管は直接基板に半田付けせずに、ソケットを半田付けしました。

まず出力コンデンサーの交換をしました。標準の東信のUTSJ からOSコンに変えると1ランクレベルが上がったように感じました。そこでOSコンに変更した上でこれにPMLCAP22μ16Vをパラに挿入しま

した。するとまた1ランクレベルがあがったと思いました。これに味をしめて入力のバイポーラコンをPMLCAP10μ16Vに交換しました。するとまた1ランクレベルが上がったように感じましたが、気のせいではないと思います。

もうコンデンサーで音質向上は難しいと考え、球屋

がよくやる真空管の交換に向かいます。運よくヤフオクにTELEFUNKENの5676が出品されていてかなりお安い値段で落札できました。すぐに交換すればよかったのですが、このアンプを収めるケースにも気が行っていてなかなか実行に移せませんでした。ようやくケースの方もなんとかカタガついたのでいよいよ真空管の交換を行いました。5極管から3極管、RAYTHEONからTELEFUNKENという違いがどう音にでるのか期待しましたが、期待を裏切らない音が出てさすがTELEFUNKENと思いました。高音は6418の3接も

いい音ですが中音のなめらかさが違います。聴きやすい自然な音です。これで当分遊んでみるつもりです。

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自作プリアンプの改造(1)

以前に製作したOUTPUTトランス付きプリアンプを大幅に

改造しました。大幅に改造したポイントは①ヒーターのバッテリー駆動を通常の整流電源駆動に、②イコライザー部を12AX7カスコード-CR-12AT7から北神電子サービスの6688EQ基板に、③電源トランスをSANSUI PV-65からISO GS-35Dに、④電源回路の強化です。

①の理由は鉛蓄電池の劣化が激しく実用にならないと判断したのですが、原因は充電回路にあったかもわかりませんが方針を転換します。②の理由はたまたまヤフオクにこ

の基板が出品されていて興味が湧いたことと使用する真空管6688(E180F)がお安く入手できそうだったからです。そしてその通りにヤフオクで旧ソ連製とPHILIPS製の6688(E180F)をお安く入手することができました。旧ソ連製6688(6Ж9П)は10本3200円、PHILIPS製の6688(E180F)は10本7000円で落札できました。③の理由はハム・雑音に有利かなと考えて以前にヤフオクで落札していたものがあったからです。④は結果的に必然性がでてきてそうなりました。以前の回路では+B電源は330V前後の電圧でしたが今度の6688EQ基板には250Vの電源が必要でFETリップルフィルターを2段重ねで使用しました。また最終的にリップル除去のために大幅にコンデンサー容量を増やす必要があり結果的に電源強化?になったということです。

改造して見て試聴してみたところハム音が耳に付きアース配線を疑いましたが特に原因になりそうな所も見当たらず他を調べました。+B電源をオシロで見てみますとやけに交流成分が乗っていました。これはちゃんとリップル除去ができていないということなのでやむなく電解コンデンサーを5箇所に追加しま

した。これでハムノイズは耳レベルでは皆無になりました。最初真空管は旧ソ連製6688を挿しました。音楽を試聴していくと、そこそこの音は出ていますが何か硬質でやや荒い感じがします。そこで真空管をPHILIPS製に交換したところ硬質感や荒さは取れたのですが音の広がり、抜けのよさなどが今ひとつの感じです。この感じはカップリングコンデンサーとしてASCのフィルムコンデンサーをEQ部に1個、バッファー部に1個使っているのが影響していると推察し、東一のVITAMIN-Qをパラ接続することにしました。

EQ部には0.047μ、バッファー部には0.1μを追加したところ一気に音がレベルアップしてくれました。これで当分使用してみることにします。

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TDA1543 + Nutube ヘッドフォンアンプ for Raspberry pi の製作(4)

 注文していたピンソケットが届いたので早速間に挟んでDACとRaspberry Pi を接続してみました。案外ぴったりと固定できたので安心しました。次は音出しです。最初イヤフォンで試聴したところ非常にクリアで素直で聴き疲れしない音です。以前から使っていたES9023使用のDACよりも総合的には上回っているようにも感じました。

 次に私がこのDACで一番やってみたかった使い方をテストしてみました。イヤフォンジャックから間にライントランスを挟んで出力をアンプに入力してやってSPから音を出します。使用したライントランスはPeerless(Altec Lansing)の15095というインピーダンス比が600Ω:15kΩのものです。どうなるかと少し不安がありましたが、出てきた音を聴いてすばらしいと思いました。これでRaspberry Piで8c

mバックロードホーンから十分に楽しめる音楽を流せるシステムが構築できます。基板を提供してくださった、じんそんさんにあらためて感謝です。

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TDA1543 + Nutube ヘッドフォンアンプ for Raspberry pi の製作(3)

 Raspberry Pi との接続はできないのですが、できることをするべくアノードとグリッドの電圧調整をしました。

基本的にはアノードはLEDの入れ替え、グリッドはバイアス調整VRで調整します。電源を入れるとアノード電圧が5v位と低いのでVf=2v指定のLED以外をVfの高い青色LEDに全部交換しました。Vf=2vのLEDが暗いのがちょっと気になります。再計測するとグリッド電圧が2.2vのときアノード電圧が6vで、グリッド電圧を2.5vまで上げるとアノード電圧は5.36vになりました。これが正常な範囲内なのか不安ですがソケットが到着して音出ししてみるまで何ともわかりません。

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TDA1543 + Nutube ヘッドフォンアンプ for Raspberry pi の製作(2)

 部品が全部揃いました。とにかく慎重に確かめながら製作して何とか完成しました。 

 ところがRaspberry Pi 2に重ねようとしたときにとんでもないミスをしていることに気が付きました。それは2番目の写真を見ていだだいたら一目瞭然ですね。なんとも馬鹿げた失敗です。どうしたらよいか迷っていますが、これはもう一段同じピンソケットを重

ねるのが最善の策かと思っています。音が出るまではもうしばらく掛かりそうです。残念!!

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