マランツ7型イコライザー・アンプ2号機の製作(5)

 アンプ作りで製作よりも厳しくつらいのは、調整です。このプリアンプも例外でなくちょっと苦労しました。まずRIAAカーブとの偏差が20Hz~20kHzで±1dB以内に収まっているかどうかの計測をしました。やはり両chで低域と高域の両端の部分で少し-1dB以下に減衰していました。今回はカソードのパスコンの不良ではなくEQ素子の容量の誤差から来るものとして考え、1600pFの内の1000pFのスチコンを予備のものと交換し、5600pFに100pFを追加しました。

結果20Hz~20kHzで±1dB以内に収まってくれました。その時点でまだ音質的に満足できない部分があったので、真空管を色々交換しながら聴いていきました。最終的に選択したものは、左右の初段管にはMullard(当然中古)、カソフォロ段にはTELEFUNKEN(◇マークなし)のECC83でした。1kHzの歪率は結構優秀ではないかと思います。

 最後にフロントパネルに少しお化粧を加えました。点線が波打っているのはあえてそのままにしています。

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マランツ7型イコライザー・アンプ2号機の製作(4)

 EQ素子のコンデンサーはamazonで入手した簡易LCRメーターで実測しながら回路図に一番近い組み合わせを作って組み込みました。100%同じではないですが誤差数%以内には収めたつもりです。

 入出力の配線にはモガミの2511を使用しています。前回と同じように入力端子からV1のグリッドまではシールド線の外皮を信号線として使用しています。基

板上のアース線も途中で切断せず1本で配線しています。ハム音等は感知できないレベルで収まっています。

 

 

 

 

 電源部は今回も6×4を使用し、それ以降は雑誌の元の回路図に準じています。ダイオードの代わりに真空管を使用したので整流直後の電圧が少し低くなるので10kΩを7kΩに変更して電圧調整を行いました。またヒーター電源も雑誌のものと使用トランスが違うため、電圧を落とすために平滑回路を1段増やしています。

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マランツ7型イコライザー・アンプ2号機の製作(3)

 雑誌に掲載されている実態配線図を見ながらその通りに配線するだけなのですが、結構込み入っていて気を抜けません。雑誌の実態配線図にはR104の図が抜けている点と図によってはソケットの9ピンがわざと小さく線のように描かれているので気をつける必要があります。DSC_0024後カソードフォロワー出力の1kΩも元図には付いていないので付け足す必要があります。DSC_0032

DSC_0025

DSC_0026

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マランツ7型イコライザー・アンプ2号機の製作(2)

他のパーツも抵抗以外は手持ちのものを使うことにしました。シールド付き真空管ソケットはロシア製でピンを挟む力が強く不具合が起きにくいものです。カップリングコンデンサーはSPRAGUE VITAMINQ(0.01μ)、CDE BlackCat(0.1μ)、東一(0.47μ)にしました。どんな音になるか聴いてみないとわかりませんが期待は裏切らないと信じています。抵抗は何箇所かに分けてワット数の大きいものはDALEの巻線、小さいものはPRPの金被を注文しました。最近はなかなか1つの店ですべての抵抗が揃わなくなりました。ケースは前回と同じものを使いますが、EQ側の内部には専用シャーシを使用します。

EQ部の防振対策はねじ付防振ゴムを2重にしてケースから浮かします。これで外部の振動を拾うことはまずないでしょう。

いつも通り最初はカッターとのこぎりでベーク版とアルミ板と格闘します。前回の経験があるので比較的スムーズにカットができました。その後ベーク板に2.7mmの穴を開けタレットをカシメて留めます。これには専用の金具が要ります。フロービスさんからタレットと一緒に購入しました。

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マランツ7型イコライザー・アンプ2号機の製作(1)

 先の1号機のイコライザー・アンプを友人に聴いて貰ったところ、いたく気に入って自分用に同じものを製作してほしいと依頼されました。そういう訳で2号機の製作に取り掛かることになりました。

 友人から要望された変更はカートリッジを色々使い分けるので入力にセレクターを付けてほしいという点でした。数mvのところに接点は余り使いたくなかったのですが、要望なので3回路のロータリースイッチを入れることにしました。余り変なスイッチは使いたくなかったので、ネットであれこれ見ていると、eBayで面白そうなロータリースイッチが見つかり、値段も25ドルと手ごろだったので購入しました。

 後の部品で一番入手しにくいのは電源トランスです。氏家さんの製作記事に合うのはなんといってもTANGOのGS-35DとかST-30Sなどですが、今回幸運にもヤフオクでST-30Sをお安く入手できました。トップカバーのTANGOシールがなかったのですが、本体に錆びもなく程度はいいものでした。

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マランツ7型管球式イコライザ・アンプの製作(4)

 EQ部のチェックをしましたが特に左右で異なる部分は見受けられませんでした。

次にカソードのパスコンをチェックしたときに回路図の赤丸で囲んだ100u16vとあるところに使用した湿式タンタルの値がRchは正常なのに、Lchは485pfという異常な値を示しました。一見新しそうに見えて完全に容量抜けしていました。これを臨時に固体タンタルで代用してRIAA偏差を測定してみたところ左右とも20~20kHzの間が±1db内に収まっています。湿式タンタルの入手

をしないといけませんが、取りあえずこの状態で慣らしてみます。

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マランツ7型管球式イコライザ・アンプの製作(3)

 作りっぱなしもいけないのでRIAA特性(EQ偏差)を

測ろうとしましたが、

普段余りしていないので準備で手間取りました。まずEQ偏差を測るためには逆RIAAフィルターが必要ですがありません。ないものは作ろうということでネットを検索すると色々製作例がありました。その中で丁寧な記事を載せておられる方のを参考にして作りました。
 次にPete Millettさん作のVEE Runtime上でHP8903Bを動かす

計測ソフトもバージョンアップしていたのでそれを動作させたのですがERROR 801がでて動いてくれません。前にもこんなことがあったなと思いながら解決方法をネットで検索していくとまさに同じ問題に解答してくれているサイトがありました。
https://groups.google.com/forum/#!topic/gpib-usb/uSK0L7X57pM)
要点のみ書きますと
「1. right click on the new instrument(@GPIB0::28::INSTR) ,  select instrument  properties, and change the name to Audio Analyzer (case sensitive here!!!).
2. Pressed the save I/O configuration button in the Instrument Manager (very improtant!!!)
3. Select Advance of instrument properties and change the timeout to 20 sec」
ということで、この3つの操作で無事ソフトが動きました。ちなみに私のPC測定環境は以下の通りです。
Audio Analyzer:HP8903B、GPIBインターフェース:S82357互換USBアダプター、OS:Windows7 home premium(64bit)、ドライバー: IO Library suite 16.3 update2、VEE runtime:VEE runtime 9.2

最初にヤフオクで買ったLUXKIT A3032というプリのEQ偏差を見るとほぼ±1dB内に収まっており、さすがに良くできたキットだなと感じました。次に自作のイコライザを計測してみますとこちらはLchのみ低域、特に20Hz~70Hzが大きく減衰しているのは何かCRの値に問題があるのでしょうか。EQ部のコンデンサーの誤差は±10p以内に収めたのですが何か根本的な問題が他にあるのでしょうか。また課題ができました。

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