市販プリント基板によるプリアンプの製作(4)

ケースへの加工、配線
リアパネルへの加工はRCAジャックが10箇所、アース端子、FUSEです。写真をよくご覧になっDSC_0031aた方は、なぜFUSE付ACインレットが取り付けられる穴が開いているのにまたFUSE用の穴をあけるのか疑問にお思いでしょう。このFUSE付ACインレットに使用するFUSEはDSC_0027a20㎜のもので、それを使用せず、30㎜のものを使いたかったからです。RCAジャックへの配線は、PHONOにはMOGAMI2511、それ以外はAGW22のケーブルを2本撚り合わせたものを使用しました。すべて片側接地でアース線は別にスズメッキ線で引きました。

 フロントパネルには、電源スイッチ、DSC_0026LED、アッテネーター、セレクターの穴を開けました。ここでフロントパネルの厚み(8mm)がちょっと不都合だということが解ってきました。穴を開けた後、なんとか電源スイッチとLEDは取り付けましたが、アッテネーターとセレクターは軸のネジ部分がパネルの厚みとほぼ同じで、そのままでは取り付けられないということが解りました。これを解消するには表面に丸いザグリを加工するしか方法がありません。円形に3mmフライス加工してもらえる会社を色々探し、FAXやメールを数社に送りましたが結局見積もりさえもしてもらえませんでした。やはり市販の製品への追加工をやりたくないのだろDSC_0041うなと感じました。しかし、これらを取り付けないと完成どころか試験さえもできないので、やむなく瞬間接着剤で借り取り付けをしました。今後の課題です。

 底面パネルには電源トランスとプリント基板を取り付けます。電源トランスは4mmmono75861222-170524-02の高ナットで取り付けましたが上下の余裕は十分です。プリント基板はネジ付きの防振ゴムを介して取り付けます。上下パネルには空気取り入れ用の穴を開ける予定ですが、まだ未実施です。

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市販プリント基板によるプリアンプの製作(3)

1) MARANTZ#7基板の製作
 両面基板なのでパターンの繋がりが複雑でパター
DSC_0035カットに苦労しましたが、なんとか彫刻刀できれいにカットできました。新規に購入した部品はASCのフィルムコン、B電源用のケミコン、シールド付き基板用9ピンMTソケットくらいです。シールド付きのMTソケットはたまたまヤフオクを見ていて目についたものを落札しました(2個で640円)。プリント基板なら簡単だろうと高をくくっていたら、組立後規定の電圧に揃わなくて、はんだ付けの修正等してやっと各箇所の電圧が揃いました。電源フィルターはCRのみです。

2) AE-1基板の製作
 部品点数が少ないのでスッキリしている印象です。電源部はB電源にはツェナーとFETによる定電圧リップルフィルターDSC_0039回路が採用されています。ヒーターはACのままでセンタータップに+80Vをかけています。付加回路として出力に遅延式のリレー回路が付いています。これは試聴してわかりましたが、電源ONの時は有効ですが、電源OFFの時は役に立ちません。面白いと感じたのはカソードフォロワーの5W30kΩの抵抗の代わりに1W120kΩ金被抵抗を4本並列に繋いで使用している点です。基板にスペースがあるからできた訳で、放熱的にも音質的にも効果があるのではと思いました。この基板については信号回路のCR類を交換した程度で、あとは付属の部品を使用しました。
DSC_0040

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市販プリント基板によるプリアンプの製作(2)

 重要な部品で揃えなければならないものはロータリースイッチ、ボリューム、電源トランス、ケースです。
名称未設定 1 ロータリースイッチは岩通製など手頃で高機能なものが廃番になりましたが、東京測定器というところからほぼ同じ性能のものが発売されていましたので秋葉原の神保商会を通して入手しました。型番はRS400N1-2-5BP(1段2回路ショーティング接点数可変1728円)です。特注トランス仕様ボリュームは以前ヤフオクで入手していた24接点ラダー・アッテネーター2連のものを使用します。AE-1の回路ではインピーダンスが50kになっていますが私のものは250kですので並列に66kの抵抗を挿入します。
 電源トランスに関してはちょっと悩みました。#7の基板には260Vと15V、AE-1には220Vと6.3V(CT付)が要ります。結論的には春日無線さんに特注しました。
 ケースはさらに迷いました。タカチでも良かったのですが、何か物足りなく値段もAliexpressで売っているものとトータルで変わらなかっcase1たので、Aliexpressで購入しました。型番はWA139、サイズはW430mm D358mm H120mm、価格7222円、送料5469円でした。形状は気に入ったのですが前面パネルに思わぬ落とし穴が潜んでいました。case2case4

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市販プリント基板によるプリアンプの製作(1)

 この間、DAC製作や過去に製作したICアンプ改造に関係して、Aliexpressで部品等購入する機会が増えて、その流れで色々なプリント基板やキットを目にすることが増えました。そこで一度それらで何か作ってみようと考えました。何にするか考えて決めたのが真空管プリアンプです。イコライザーアンプ部は迷わずマランツ7の回路を基板化したものを、ラインアンプ部は差動増幅回路とGT管採用のCARY AE-1の回路を基板化したものを候補にあげて検討しました。
PCB2回路図1
 マランツ7の基板は色々販売されていますが、オリジナルと同じ真空管の使い方をしている基板は1つしかありません。それが上の左側の(緑色)基板です(Aliexpress価格1029円配送無料)。これは基板だけの販売で、他のすべてのパーツは自分で集めなけ
ればなりません。しかしそれがかえって部品に拘る場合好都合です。ただ細かい点を見ていくと、修正しなければならないポイントは結構あります。第1にB電源が1,2段目と3段目が同じ電圧になっている点、第2にヒーターを3本並列にして12.6Vで使用しコンデンサー経由で接地している点、第3にオリジナル回路と異なる値のCRを使用する点です。CR値の変更は簡単ですが、第1、第2のポイントについてはパターンカットとジャンパー線で回路修正をする必要があります。合計6箇所ほどありました。あと電源部には80V と5Vを取り出す回路パターンもついていますが、これは使用しません。
基板6CARY AE-1
 AE-1の方は部品もセットになっているキットでした(Aliexpress価格真空管なしkit 3573円送料664円)。回路もほぼオリジナルに忠実に作られており、CRのブランドを変更したぐらいでほぼそのまま組み上げます。

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DSD256(11.2MHz)再生の謎(1)

 今回のAK4497DMDACではDSD128までは最新のソフトをインストールしてやれば、問題なく再生できました。しかし、DSD256の音源の再生、あるいはアップコンバートによるDSD256再生は次のエラーが出て再生できません。
 Unrecoverable playback error : Could not start ASIO playback

  解決方法を色々探したりしましたがよくわかませんでした。中国の販売元にメールで問い合わせたところ、Foobar2000 v1.3.16 + ASIO support v2.1.2 + foo_input_sacd v0.8.4の組み合わせで使いなさいとの返事が返ってきました。そこで現在入手できる最も近い組み合わせFoobar2000 v1.3.17 + ASIO support v2.1.2 + foo_input_sacd v0.8.4(ASIO proxy v0.8.3)の組み合わせをインストールしました。前後してインターネット上にも”いい音化改造奮戦記 foobar2000 DSD256の高音質を聞いた”という記事が見つかりほぼ同じことが書いてありました。古いバージョンに戻るのは多少抵抗がありましたが、その設定で音出ししてみるとDSD256NATIVE の再生、44.1KHzFlac→DSD256変換再生、CD→ダイレクトDSD256変換再生が雑音もなくできました。欲を出してDSD512変換もやってみましたが少し雑音が乗り、実用には少し無理があるようでした。最新バージョンでDSD256NATIVE再生ができる日はいつ来るのでしょうか。
DSC06602a_1600DSC06604_1600

使用機器 PC:Core-i7、Windows10 DAC:AK4497DualMono組立機  USB digital interface : ATSAM3U1C XC2C64A Amanero combo384 (Firmware 1099akm)

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中国製AK4497DualDAC基板キットによるDACの製作(6)

DSC06599_1600(上:AK4497DualMonoDAC、中:AK4495DualMonoDAC、下:再生用PC)

 液晶画面の上下を入れ替え、押し釦SWからの線の内2本を入れ替え、正常に表示・操作ができるようになりました。前回OPA627は当分使わないと言いましたが、その誘惑に勝てず、使ってしまいました。あまり期待はしていませんでしたが、はっきりわかる位音のレベルが上がりました。さすが”孤高の存在”といわれるだけはあることがわかりました。これで今までの最上の環境で音楽を聴けるようになりました。以前と際立って良い音に聴こえるのはCDの直接DSD変換PLAYです。何故か音量も大きくなって迫力満点の音で鳴ります。
DSC06601_1600DSC06598_1600

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中国製AK4497DualDAC基板キットによるDACの製作(5)

 今回の費用はDAC基板セット$157.36、専用アルミケース$79.9、Rコアトランス$49.8、合計$287.06で約32000円とアップグレード用の抵抗、コンデンサー、オペアンプ等で約1万円、アマゾンのAmanero Combo384が3684円。総計45000円程で完成しました。しかしながらその音はそれを遥かに超えたレベルの音です。今までJPLAYを使用してその気難しさに耐えてやってきた苦労が何だったのかというくらいの音がしています。もうそちら側に戻ることはないでしょう。
 オペアンプの組み合わせは、最初に5532+5534で音出しを行い、1個100円程のオペアンプの音とは思えない良い音で鳴りました。次に5532+OP42の組み合わせにしました。この組み合わせでは中音の分厚い、50年代のJAZZを聴くにはベストと思えるような音が出ました。これでもかなり満足のいく音ですが、もう少し高域の伸びやかさ、低域の力強さが得られないかと考え、OPA2604+OP42の組み合わせにしました。この組み合わせで出る音はデジタル臭をまったく感じさせないくらい伸びやかでいて、その上に力強いエネルギーに溢れる音楽を感じさせてくれます。以前に買っていたOPA627も手元にありますが、その出番はなかなか来ないのではないかと思います。
DSC06594_1600

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