市販プリント基板によるプリアンプの製作(7)

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 ウクライナの業者からの6N8Sが本日配達されました。EU加盟をめざしているだけに国際間の流通ルートが安定しているのか、国際郵便で注文してから9日で到着しました。箱を開けると、上手に緩衝材を使った梱包状態でした。取り出した真空管の箱は強力なホッチキスで留められていて、製造して以来一度も開封されていないようでした。

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 そのまま使用するのは能がないので、真空管の測定をすることにしました。測定と言っても設定したプレート電圧とグリッドバイアスの時にプレート電流がいくら流れるかを測るだけのものです。それでも大体の目安にはなります。プレート電圧260V、グリッドバイアス-6Vで測定したところ4本とも両ユニット14mA前後で揃っていて一安心しました。

DSC06705 ところが、よく真空管を見ていると、明らかに1本だけ他と違う内部構造をしていることに気づきました。ゲッターの構造が3本は管壁に黒いゲッター物質が蒸着して、その内側にリングか網のようなものが縦についている(写真左側)のですが、残りの1本は黒い蒸着物はなく、ゲッター皿が下の方に水平にあるだけ(写真右側)です。なぜこんなことが起きるのか不思議で、eBayでFOTONの6N8Sを検索して、掲載されている写真を見ていくと、やはり2つのタイプの6N8Sがあることがわかりました。業者も箱の内部を見ていないので選別できなかったのでしょう。当時2つのタイプの6N8Sが同じ工場で作られていて同じロットで出荷されたのかもしれませんが、購入した者としてはあまり気分が良くないです。業者も一言商品説明に書いていてくれたらと思いました。使用中の4本から新しい6N8Sに交換して音出しをしていSONY DSCます。音に関してはまだ慣らし運転中なので結論的なことは言えませんが、今のところは非常に聴きやすい自然な音という感じです。

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