9日目(マドリード観光)

6月4日(土)晴れ マドリードの地下鉄 朝7時過ぎ窓の外の方がやかましいので目が覚めました。それは道路の向かい側にあるバルの前に集まっている人のしゃべり声でした。

ホテルで朝食をすませ、近くの地下鉄2号線のノビシアド駅から今日のメインであるプラド美術館に向かいました。最寄駅のバンコデエスパーニャ駅まで5つ目ですが、3つ目のソル駅で全員降ろされました。この先は不通になっているらしくここから歩いて行こうかとも考えましたが、9時30分の入館で予約をとっていたので、タクシーを使いプラド美術館に行きました。後でわかったのですが乗車した駅に写真のように不通区間の案内がありましたがスペイン語なのでわからなかったのでした。マドリードには地下鉄が網の目の様に走っていて市民の大事な足になっていました(1回券1€)。※追記 後で写真をよく見たら下の方に英語で不通の案内が書いてありますね。その時は全く気づきませんでした。

プラド美術館

 今回の旅行の目的である3つの美術館見学のうちの1つです。古い重厚な外観とは反対に入口から入ったあたりは現代風のデザインになっていました。

展示室はまた落ち着いた雰囲気でデューラー、ラファエロ、ティツィアーノ、グレコ、ベラスケス、ルーベンス、ゴヤ、とにかく有名な絵画が溢れていて、いくら見ても見終わらないという感じでした。私は

入館して最初に日本語のガイドブックを買いそれを見ながら回りました。そのなかで印象に残っているのがボスの「快楽の園」という絵です。1500年頃の絵とは思われない不思議な絵でした。2時30分にやっと一区切りつき中のカフェで昼食をとりました。カウンターの好きなものを選んで最後に精算するセルフ形式で3人で14.1€と格安でした。食後に売店でハガキを買い外に出ました。ここからもう1つの有名な美術館「ソフィア王妃芸術センター」まで歩いて行くことにしました。

ソフィア王妃芸術センター アトーチャ駅を左に見ながら少し入ったところにスペインを代表する現代美術館「ソフィア王妃芸術センター」があります。建物の前が広場になっていて入場待ちの人の列ができていました。

古い建物に新しいガラス張りのエレベーターが目につきます。しばらく並んで進んで行くと土曜の2時30分以降は無料入場で

きるということがわかり6€x3=18€がうきました。15分くらいで入場できエレベーターで3階へ上がり展示室を見て回りました。ここもピカソ、ダリ、ミロとそうそうたる画家の絵がありました。そして見たかったピカソの「ゲルニカ」が目の前にありました。残念なことにこの絵だけが撮影禁止になっていました。

初めてのバル

 絵画を堪能したあと少し疲れたのでホテルに帰って休憩しました。お腹がへってきたので夕食を食べにソル駅近辺に出かけましたが、ちょうどこの時何かの集会かデモがあったらしく、警官がたくさん道路

に立っていました。WEBで調べていた値段の手ごろなレストランを探したのですが見つかりません。そこでその住所を立っている警官に尋ねたところ親切に大体の場所を指さして教えてくれました。しかしそこへ行ってみるとシ

ャッターのしまった店らしきものがあるだけで、つぶれたか移転したようでした。しかたなく別のガイドを見て比較的近い店を探すと、「ヴィーニャ・ピィ」というバルが値段もリーズナブルでよさそうでした

。歩いて行くとまだ開店時間には早く、しばらく前の広場で時間待ちをしているとにわか雨が降ってきて、ヴィーニャ・ピィの軒先を借りて雨宿りをしていました。そうこうしているうちに8時30分の開店時間が来て

表で食事するのには雨の不安もあったので、中の席を頼みました。席についてやってきたウェイターは70歳を過

ぎた高齢の方で店の歴史を物語っていました。メニューはスペイン語、ドイツ語、英語で書いてありました。注文したのは野菜スープ、温野菜サラダ、牛の内臓の煮込み(ウェイターのおじいさんが食べれるのかと心配してました。)、パエリア(ちょっと値段が高か

ったんですが食べたかったので注文しました。)、ワイン、水、パンです。味も地元の伝統的な味らしくおいしいと感じました。値段は合計で72.63€(税込

)でした。満腹でほろ酔い機嫌でホテルに帰りました。

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8日目(バルセロナ・マドリード)

8か月ぶりの更新です。また気を入れて書いていきたいとは思っているのですが・・・・・。

6月3日(金)晴れ サグラダ・ファミリア聖堂 今日もマドリードへ飛行機で移動というあまり余裕のない中で、これを見学するためにバルセロナに一泊することにしたというのがサグラダ・ファミリア聖堂です。地下鉄ディアゴナル駅か

ら2つ目の駅がサグラダ・ファミリア駅です。 降りるとすぐに大勢の人が並んでいるのが解りましたが、現金が少なかったので近くの銀行のATMで現金を下ろしてからその人の列の最後尾に着こうと歩いて行きましたがなかなか最後尾が見えません。

3分の2周くらい回ったところ辺が最後尾でした。しかし、列の進み具合も結構速く30分くらいでチケットは購入できましたがファサードへのエレベーターは2時間待ちということで昇るのは断念しました。実際に入ってみてわかることですが、内部の雄大さ、荘厳さ、優美さは写真や映像では感じることができないと思いました。

グエル公園 サグラダ・ファミリアを後にして地下鉄をまたディアゴナル駅まで戻り乗り換えてレセップス駅まで乗ります。降りてから車道に沿っ

て10分ほど歩きそこからかなり急な坂道を5分くらい上ったところにグエル公園があります。サグラダ・ファミリアも人が多かったけれ

ど、ここはもっと人が多そうに見えました。観光客に混じって、幼稚園や小学校の遠足の子どもたちもたくさんいました。とにかくガウディのデザインした造形に一つでも多く触れたいと歩き回りました。あのトカゲ君にも触ることができました。

レストラン「ラ・リタ」

 公園からまたディアゴナル駅に戻ってきて、昼ご飯をちょっとましなレストランでなおかつ安く食べようと「ラ・リタ」という店を探しましたが、はっきりした住所を持っていなかったのでみつかりません。しょうがないので泊まったホスタルに戻って受付の女性に住所を調べてもらいまし

た。それを見て行くとなんなく見つかりました。店に入るとほぼ満員でした。席に着くとウェイターが来てランチメニューの説明を英語でしてくれたのですが、前菜と主菜に3種類のメニューがある以外よくわかりませんでした。面倒くさいので3つのメニューを1つずつ頼みました。前菜:パスタ入りサラダ、チキンライス目玉焼きのせ、グリー

ンピースのソテー 主菜:ピラフスペアリブのせ、イカと野菜のフリッター、チキンとパプリカの串焼き デザート:パンナコッタチョコレートソースがけ 飲み物:ミネラルウォーター、ワイン それぞれ1つ選んでセットメニューになっているんですが、これが一人前9.4€(税込)です。食後のコーヒーは1.25€で飲めます。店内の雰囲気も高級感が漂っていますし、ウェイターのサービスも不足のない感じでおすすめでした。そのあとホスタルに預けていた荷物を受け取りに行きました。その時レストランの件で世話になったので受付の女性にチップを渡そうとしたら、チップは受け取れませんとはっきり断られました。なんでもチップが当たり前と思っていたので新鮮な印象を受けました。

バルセロナ空港からマドリードへ バルセロナもタクシーがたくさん走っているので、ホスタルを出たところでタクシーに乗りバルセロナ・プラット空港に行きました(20分位で到着)。今回使う飛行機はイベリア航空です。新しいターミナル1に入るとさすがにイベリア航空のカウンターは目に付く

ところにあり、すぐにチェックインできました。時間的に余裕があったので売店で土産物を買いました(タイル張

りの写真立て)。約1時間の飛行でマドリードのバラハス空港に到着しました。斬新なデザインで明るく開放的な空港でした。もう空港からホテルまでタクシーと決めていたので、荷物を受け取るとすぐにタクシーに乗り込みました。このタクシーの運転手さんがサービス精神が旺盛で走る道沿いの観光名所をずっと教えてくれていました。ただしスペイン語だったのでほとんど理解できませんでした。

ホテル「Sterling」(旧名Hotel Alexandra) 市内の目抜き通りグラン

ビア通りに近いところにあり、地下鉄の駅もすぐそばで、買い物にも観光にも便利なホテルです。ホテル近辺は自動車の通行も少なく騒音はほとんど気になりませんでした。トリプルで頼んでいたら同じシングルベッドがちゃんと3つ入っていました。夕食を食べる場所を探しに外出しましたが表通りにあるいかにも観光客相手のレストランも敬遠してどこかいいところがないかなと裏通りも歩き

ましたが結構いい値段するようなところが多く、無難なところでイタリアンのレストランに入りました。「DA NICOLA」 というところで、雰囲気は日本のファミレスに近い感じで、家族連れの客が結構たくさん来ていました。味は本当に平均的な可もなく不可もないというところでした。お値段はパン、シーザーサラダ、スパゲッティボロネーゼ、フェットチーネ、パッパルデッレ、赤身肉、CAVA、ビール、ミネラルウォーターと頼んで67.86€だったので安かったのでしょうか。でもスペインに来てイタリア料理を食べたのは何となく腑に落ちない気分でした。帰りにホテルのすぐ横にあるコンビニ店で水やスポーツドリンク類を買い込んで行きました。

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7日目(ミラノ・バルセロナ)

6月2日(木)曇り 高速列車 今日はフィレンツェからミラノを経由してバルセロナまで行くというかなりハードなスケジュールです。おまけにミラノでドゥオーモと「最後の晩餐」を見学します。まずミラノまではいよいよイタリアで初めての高速列車に乗ります。

フィレンツェSMN駅構内

この列車はES AV (ユーロスター・イタリア アルタ・ヴェロチタ)、愛称をFrecciarossa(フレッチアロッサ=「赤い矢」)

Frecciarossa(by Wikipedia)

というイタリア国鉄最新鋭の列車で最高速300kmでイタリアの主要都市を結んでいます。私たちはフィレンツェSMN駅から定刻に発車しました。車内は2列と1列の座席が通路を挟んで配置されています。座席は対面式で間に折りたたみ式のテーブルがあって飲み物をおいたり、ノートパソコンなど使うのに便利です。

Frecciarossa車内(by Wikipedia)

私たちの横にイタリア人ではない女子学生風の旅行者2人が座っていたんですが、検札に車掌さんが来てから、長時間やりとりをしていました。よくわからないですが、切符が1人分しかないということを車掌さんが言っているのに対して、女性たちは2人分の切符のはずだと主張していたように感じました。しばらくするとそこに鉄道警察官が3人もやってきて言うことを聞かないなら連行するぞという雰囲気になってきて女性たちも諦めて追加の代金を払っていました。そうこうしているうちに列車はミラノ中央駅に到着しました。

ミラノ中央駅ホーム

ドゥオーモ・ガレリア ミラノの駅は外観はムッソリーニが造った当時のままで少し不気味なデザインですが内部はリニューアルされていてきれいです。ちょっと前のガイドブックに書いてあることが結構実際とは違ってきています。その第一が荷物預かり所の場所です。ガイドブックにはホーム(2階にある)と同じ階にあると書いてあったのですが実際は1階に移っていました。表示はきちんと出ていますので、ガイドブックに頼らず、構内の表示に気をつけていればだいじょうぶです。

ミラノ中央駅

駅に荷物を預けて時間があまりなかったのでタクシーでドゥオーモまで行きました。この日はイタリア建国記念日(祝日)ということで道路沿いのお店も閉まっているところが結構ありました。ドゥオーモ前でタクシーを降りるとまた大勢の観光客の人混みができていました。

ドゥオーモの威容

有名なドゥオーモだけあってさすがにりっぱな建築です。入場は無料、早速入ってみました。

ドゥオーモの内部

中は天井が高く堂々たるものでステンドグラスが美しいです。

ドゥオーモのすぐ左横がヴィットリア・エマヌエーレ2世のガッレリアという歴史的に有名なアーケードになっていてブランドのお店が並んでいます。

ガッレリアの中

私たちはその中のマクドナルドで簡単に昼食を済ませ、お土産にする靴を買いに行きました。この靴は私の娘がフィレンツェの靴屋さんで見つけたもので時間の都合で買えなかったものです。EVA樹脂の軽いモカシン(€29)ですがこのドゥオーモの近くの靴屋さんに売っているのを見つけたそうです。made in chinaと箱に書いてありましたが気にせずに購入しました。

EVA樹脂のモカシン

「最後の晩餐」 いよいよ時間が逼迫してきて慌てて地下鉄に乗ってCadorna駅まで行き地上に出て大体の方向に歩き始めたのですがよくわかりません。ちょうど前を歩いている観光客風の人が何やら道を尋ねて歩き始めました。これはもう「最後の晩餐」しかないと後についていくことにしました。しかし速いこと速いことついに2つ目の交差点で見失ってしまいました。しょうがないので自分で尋ねることにしました。その結果大体近くまで来ていることがわかり一安心しました。しばらく行くと目的地のサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に到着しました。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

チケット交換所に行き予約してあった13:30のチケットをもらいました。

チケット交換窓口

ここで、前に予約のところで紹介したダブっていたチケットをどうするかという問題が残っています。もう一度窓口に行って15:45の予約の紙を見せると当たり前ですがそのチケットを渡してくれました。さてそのチケットをどう処分したかということですが、その窓口には何人もの観光客がチケットがないかどうか尋ねに来てがっかりして帰っていくのを見ていましたから、必ず買ってくれる人がいると考えて、「Sell 3 tickets(15:45) €24」と書いた紙を手に持って、チケット交換所の前の広場になっているところをうろつきました。チケットを持っている人は胡散臭そうな眼差しでこちらを見ていましたが、少し歩くと、ロシアか東欧系の観光客の1人が近づいてきて、その値段は1枚の値段か3枚の値段かと聞いてきたので3枚の値段だと答えたら即決で買ってうれしそうに仲間のところへ戻っていきました。まさか手に入るとは思っていなかったチケットが手に入って「最後の晩餐」が見れるようになったのは自分の為でもあり、人助けにもなったのかなと思いました。奥さんにはもっと高く売れたなと冗談ぽく言いましたが、実際この何倍かでも売れていたと思います。そしてしばらく待っていると予約の時間が来てドアの外から中を見ていると、前回の入場者全員を外へ誘導していました。この絵はきっかり15分しか見れない入替制なのです。ほぼ時間通りに入場しました。そこはかなり広い長方形の部屋で食堂に使用されていたそうです。白い壁の部屋の中から「最後の晩餐」が厳かに目に入ってきます。不思議な感覚です。よく絵を見ているとテーブルの真ん中の下の方に絵のない部分があることがわかります。

修復前の「最後の晩餐」

修復後の「最後の晩餐」

SKIRAで売っている本

これは17世紀に絵の下部中央部分に食堂と台所の間を出入りするための扉がもうけられ、その部分は完全に失われてしまったからだそうです。これ以外にもナポレオン時代には馬小屋として使用されたり、また洪水で水浸しになったり、第2次世界大戦の時には食堂自体が爆撃で大破し3年間屋根のない状態が続いたり、現在の存在自体が奇跡に近いと言われているようです。そんなことを見る者に感じさせる絵であると感じました。15分間が短いようで長いようにも感じました。絵のある部屋を出たところが書物や土産物を売っているコーナー(SKIRA)です。ここで売りさばいたチケットとセットになっていた絵の解説本(€8.5)を予約券を見せて、入手しました。これでダブった予約もあまり損をせずに解決できたと満足しました。

easyJetでバルセロナへ ミラノ中央駅に地下鉄で戻り、荷物を受け取って、空港行きのリムジンバスに乗ることにしました。ここには何社かのバスが運航されていますが微妙に料金が違いますので比べてみてから購入することをお勧めします。私たちはMALPENSA BUS EXPRESSを利用しましたが通常1人€7.5のところが3回分チケット(1人が3回でも、3人が1回でもよい)というのがあって、これが€15で1人分が無料になりました。マルペンサ空港について搭乗手続きをすませて搭乗ゲートのところに行くと行列ができていました。

搭乗直前

気の早い人がいるもんだなとこちらはゆっくり構えて最後の方で搭乗してみるとeasyJet恐るべしなんと全席自由席でありました。ということで2人と1人と別れて座ることになりましたが、特にどうということはありません。空港からタクシーでホテルまで直行しました。このホテルは昔からの住居の2階から上の数部屋を改装してホテルとして営業しているこじんまりしたホテル(正式にはホスタル)です。

ホテルのある建物

ホテルで一休みして夕食を食べに外へ出ました。バルセロナもWEB上の情報ではいろいろ注意する必要があると書いてありましたが、そんなことを感じさせるような状況は全くと言っていいほど何もありません。街はイタリアより道路も広くきれいと感じました。(私たちが歩いたのはホテルのあるエシャンブラ地区とサグラダ・ファミリアとグエル公園の付近だけですが。)グラシア通りに出るとすぐにカサ・ミラの建物に気が付きました。他にもガウディの建築らしき建物がありました。疲れたのでグラシア通りの大きめのカフェで簡単な夕食をすませホテルに帰りました。

他のビルと違和感なく存在している

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6日目(フィレンツェ観光2)

6月1日(水)曇り 教会巡り 朝からいろいろな教会を回りながら、買い物もしました。まず最初に訪れたのはサンタ・マリア・ノベッラ教会です。  前がすごく広い広場になっています。

サンタ・マリア・ノベッラ教会

内部にはいくつもの礼拝堂があり、それぞれ有名な画家の作品で飾られています。

サンタ・クローチェ教会

次に訪れたのがサンタ・クローチェ教会です。 ここは天井に特徴があり、木のトラスが天井を支えています。残念ながら正面の祭壇は工事中でした。中にはミケランジェロ、マキャベッリ、ロッシーニやガリレオの墓があります。

ミケランジェロの墓

なぜこんなに著名な人たちがこぞってこの教会に埋葬されるのを希望したのかはわかりませんでした。そのあとアルノ川沿いに歩いていたら、この旅行中唯一の雨が降ってきました。傘をさしながら歩いていたらちょうどカフェがあったので、ピッツァとパニーニなどを食べましたが値段はそこそこ高いのにあまりおいしくありませんでした。3番目に訪れたのはアルノ川の反対側にあるサンタ・マリア・デル・カルミネ教会です。

サンタ・マリア・デル・カルミネ教会の入口

この教会の主たる建物は18世紀の火災で焼け、後に再建されたものですが、火災を免れた部分にマザッチョの有名なフレスコ画があります。

マザッチョのフレスコ画

ここは入場制限があると聞いていたのですが私たちが訪れた時はすんなり入れました。建物から出た中庭もいい雰囲気です。

教会の中庭

お土産 この後ドゥオーモの近くでお土産を物色していたら、キッチン・生活用品を売っているお店があり、中に入って見ていると、陽気な主人が店に置いてある面白い道具(おもちゃ)でいろいろ実演しながら愛嬌を振りまいていました。ここで、数点お土産を買ったらその主人が包んでくれたんですが、それがまた超凝った包装をしてくれました。

愛嬌たっぷりのお店のご主人

素晴らしく凝った包装

この後もう1つくらいなら見学できるのではと、ホテルの帰りついでにサン・マルコ美術館(元修道院)に寄りました。しかし、建物のまわりを1周しましたが入口がわからずもう一度ガイドブックを見てみると、平日の見学時間は8:15~13:50となっていました。フラ・アンジェリコの絵が見れなくて残念でした。

最後の”晩餐” 今日はフィレンツェ滞在最後の夜で、夕食をどこで食べようかとホテルであれこれ考えていたのですが、できるだけ近いところで探そうということになり、ガイドブックに載っていた中で比較的ホテルに近い「トラットリア・イル・コンタディーノ」に決めました。携帯のマップを見ながら、サンタ・マリア・ノベッラ教会の前の広場を横切ってPalazzuolo通りに行き歩いていると繁盛しているお店がありました。そこが目的のレストランでした。

レストランの入口

店の人に人数を告げてしばらく待っていると案内してくれたのですが、レストランの建物が1つの建物を挟んだ両側に別れていて奥でつながっているというちょっと変わった形状でした。

英語で解りやすく料理の説明

店の人の対応もよく、メニューを英語でわかりやすく説明してくれました。ここは基本的に3種類くらいのコースメニューでその中でパスタなど選択できるようになっています。

セコンド・ピアット

そしてなんといってもこの店の特徴はワインなどのドリンク付きで€13という値段です。

入口に置いてあるメニュー

この値段ですが味はほんとにおいしいのです。ここに来て味と値段は比例しないことを強く感じました。その夜は満足して床につきました。

ホテルに帰ったところ

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5日目(フィレンツェ観光1)

5月31日(火)晴れ ホテルは快適 ホテルはインターネットが有料なのを除いてほぼ快適でした。バスタブもありゆっくり入浴できました。ただ窓が公園と道路に面しており、車の音や人の声がペアガラスの窓を通して入ってくるので、悪い評価が付く可能性はあります。私は特に問題とは思いませんでした。朝食場所もゆったりしていて、テラス席もありました。

ホテルの朝食場所

朝食内容は必要にして十分なもので、満足しました。

まずはアカデミア美術館へ 朝食を済ませ、まずは近い距離にあるアカデミア美術館をめざしました。この美術館はミケランジェロのダヴィデ像が有名なだけでそんなに混雑しないだろうとたかをくくっていたのですが、9時頃到着してみるとすでに予約なしの列が少しできていました。この位ならすぐ入れると思ったのですが、予約の入場者が次から次へとやってきて、職員の人はとにかく予約優先で予約客がある程度空いてからでないとこちらの列を進めてくれません。結局30分くらい待ってやっと入れました。やはりミケランジェロの彫刻を間近に見れるというのはすごいですね。

ドゥオーモからジョットの鐘楼へ アカデミア美術館から歩いてドゥオーモの

左からサンジョバンニ洗礼堂、ドゥオーモ、クーポラ、ジョットの鐘楼

方に歩いて行きました。フィレンツェのいいところはほとんどの名所が歩いて行けるという点です。ドゥオーモは無料ですが、やはりクーポラに上るにはお金がかかります。私たちはクーポラはやめてジョットの鐘楼の方に上ることにしました。432段の階段を我慢して上っていくと、塔の上からフィレンツェ市街が一望できます。

ジョットの鐘楼からの眺望

その景色を楽しんでから下っていると、ドイツ人の青年が息を苦しげにして動けなくなっていました。仲間の青年が助けていましたがちょっとすぐには動けそうにない状態でした。健康状態がすぐれない人はやめておいた方がいいと思います。降りてから昼食を取りにドゥオーモのすぐ横のカフェに入って初めてパニーニを食べました。オープンサンドに近いですがイタリア的で手軽でかつ美味しかったです。

昼食を食べたカフェ

すぐ近くに便せんや封筒などを売っているお店IL PAPIROがありましたが、この店はオルヴィエートにもありました。

美術館めぐり 午後からウッフィツィ美術館を予約してあったのであまりゆっくりできず、急ぎ足でシニョリーア広場をめざして行きました。シニョリーア広場はかなり広い

便せん、封筒、いろいろな紙の商品などを売っている

広場で他の広場と違って人も少なく何か特異な感じがしました。そこを過ぎてしばらく行くとウッフィツィ美術館の建物が見えてきます。通路の左側が予約なしの長い列、通路の右側に予約のある人用のチケット交換所があって少し列ができていましたがすぐにチケットはもらえました。現地でわかったのですがFIRENZE CARDなるものがあって、€50と少し高いのですが、72時間フィレンツェのほとんどすべての美術館、ヴィラ、庭園に予約なしで入場できて(但し同じところには一度のみ入場可)バス、トラムは乗り放題というローマパスのようなものがありました。これは3日~4日間フィレンツェに滞在する人には1つの選択肢になりえるのではないでしょうか。とにかくチケットを持って入口へ行き荷物検査を済ませ、階段を3階まで上がっていきます。そこからがルネサンスの世界へのトリップです。時間を気にせず見れるように行程を組んだ方がいいと思います。時々廊下にあるベンチなどで休憩を取ることをお勧めします。廊下の突き当たりにはカフェやバールもありました。ボッティチェッリ、ラファエロ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ティツィアーノ、リッピ、ジョット、フランチェスカの名作がこれでもかというくらい並んでいます。さすがに最後の方は疲れてきました。

ヴェッキオ橋の上は両側に貴金属店がびっしり

しかし、この後の時間がまだあったので、ヴェッキオ橋をジェラートを食べながら渡り、ピッティ宮まで行きパラティーナ美術館へ入りました。

ピッティ宮(パラティーナ美術館)

確かにラファエロの絵などたくさんあったのですがもはや頭がパンク状態になってしまいました。この日はフィレンツェの主要な美術館が毎月最後の火曜日に夜間無料開館する日だったのですが、とてもホテルに帰ってからもう一度出かける元気はなく、食事もホテルの建物の1階にあるトラットリアで済ませました。

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4日目(オルヴィエート・フィレンツェ)

5月30日(月)晴れ 今日は最初の予定なら午前中ローマ市内をぶらついて、午後からゆっくりフィレンツェ行きの列車に乗って移動するだけでしたが、旅行直前になって予定を変更しました。「アーモ・イタリア」のサイトでローマの中を見ていたら「楽しい日帰りツアー」というのが目に入ってきて、だんだんこの中に出てくる「世界一美しい丘上都市・オルビエート」そして「死にゆく町・チヴィタ」に行きたくなってきました。さらに行きたくなったのは「ふたご行進曲」と「イタリア旅行は楽し」というブログサイトに詳しい旅行記が載っていたのを読んだからです。「ふたご行進曲」の管理者さんには直接あれこれお聞きしたことで、最終的に行く決断をすることができました。(感謝)オルヴィエート駅はローマとフィレンツェの間にあるのですからそんなに大した変更ではありませんが、列車のチケットを買い替えなければいけなくなりました。というのは最初買ったチケットはESという高速列車でしたが、オルヴィエートにはこの列車は止まりません(というか日本の新幹線のように線路が別になっている)のでまったく種類の違うICという列車のチケットを取らなければなりません。やむなくESのチケットをイタリア国鉄のサイト(TRENITALIA)からキャンセルしましたがキャンセル代が€30程かかりました。そして新たにローマ-オルヴィエート、オルヴィエート-フィレンツェのチケットを購入しました。この時、日にちを1日間違えて取ってしまったのですが、これは無料で簡単に変更できました。(5月13日完了)

朝、ホテルの食堂でおいしい朝食を取り、そのままテルミニ駅まで歩いて行きました。もう慣れてきた道ですが大きな荷物を持っているし、こんな時によく窃盗に合うとWEBなどに書いてあるので少し気を引き締めて歩きました。しかし、何も起こりませんでした。駅に着いて電光掲示板を見ると軒並み列車に遅れが出ています。

大勢の人が行き交うテルミニ駅構内

時間通り運航しているのはESのみです。しょうがないので電光掲示板の見える通路でボーっと待っていました。他にも大勢の旅行客がいらいらしながら待っているのがわかりました。30分、1時間、1時間30分と遅れがひどくなっていき、2時間遅れてやっと到着時刻とホーム番号が表示されました。ここでまた難問、手前か先の方かどちらが1号車かがわからないのです。止まっている列車の号車番号を参考に待っていると、ホームに入ってきた列車はその反対でした。当たり前のことですが、ヨーロッパの大きな駅のように行き止まりの駅では始発の列車とよそからの列車では号車番号が逆になることもあると後で気が付きました。とにかくばたばたとしながらもなんとか列車に乗れました。列車はいわゆるコンパートメント式の座席でした。指定の席に行くと、そこにはすでにイタリア人の夫婦が私たちの席の部分に座っていたのでちょっと困りましたが、同じコンパートメントの中で変わるだけなのでそのまま空いているところに座りました。愛想のいい人たちでしたので、またイタリア語会話のテキスト通り、「オルヴィエートで下車しますので近づいたら教えてください」と頼みました。落ち着いている暇もなく、ここでまた1つの決断を迫られました。オルヴィエートに着いてからの行動です。予定では、駅に着いてからすぐにタクシーでチヴィタに行ってオルヴィエートに帰ってきてから昼食、街の観光と考えていたのですが、列車の2時間遅れで予定通り行けない可能性が大きくなりました。あれこれ悩みましたが強行軍でただ行ってきたということになるより、今回はオルヴィエートだけにしてゆっくり回ろうと決めました。

オルヴィエートの駅舎

オルヴィエート駅に無事降りてみると、小さな田舎の駅でした。調べておいた荷物を預かってくれるホテルを目指して歩きましたが、結構きつい坂道の途中にありました。荷物を預かってもらって(1個€5)から駅前までもどりました。駅のすぐ向かいにオルヴィエート中心部に行くケーブルカーの駅があります。チケットは1人€1で70分間何度でも乗れます。ケーブルカーは5分位で上の駅に到着します。降りるとそこは丘の上の町という雰囲気が漂っていました。

周りは崖、天空の町

まず中心部のドゥオーモ広場まで行きました。とりあえず、すでに正午近くなっておりお腹もすいてきたので、ここでの大きな目的でもあるおいしいスパゲティを食べに行くことにしました。「アーモ・イタリア」や「ふたご行進曲」で紹介されているTrattoria La Palomba というレストランです。ここの「トリュフのウンブリケッリ」というパスタが看板メニューです。そのお店の前に行くと

開店まで前のベンチで待つ

まだ開店前でした。何時に開店するのかなと見ると12:30と書いてあったのでお店の前のベンチで待つことにしました。しばらく待って一番乗りで入りました。予約はしていなかったのですが問題ありませんでした。ただ結構お客さんは次々と入って来ていましたから週末などは満員になる可能性もありそうです。注文はちょっと変な感じもしましたが3人とも「トリュフのウンブリケッリ」にしました。後の行動を考えてワインは我慢しました。(残念)パスタは文句なしにヴォーノです。トリュフもこれでもかこれでもかというぐらい擂り下してくれました。トリュフなるものを初めて本格的に食べました。満足して外に出て、まず先ほどのドゥオーモに行きました。

ドゥオーモのファサード

そのドゥオーモのファサードはこの小さな町に不釣り合いなほどりっぱなもので、その威容に圧倒されました。中にはルカ・シニョレッリの有名なフレスコ画などもあり、荘厳な雰囲気が満ちています。

モーロの塔からの景色

その後モーロの塔、旧市街、サン・パトリツィオの井戸と上に登ったり、下に潜ったりとかなりハードな観光でしたが、本当に予定変更してまで来てよかったな

かなり深い井戸です

と思いました。今回行けなかったチヴィタにはぜひ近いうちに行けますようにと願いつつオルヴィエートからフィレンツェ行のICに乗りました。

フィレンツェ行きのIC

この列車はフィレンツェが終点ではなくミラノまで行く列車で、私たちの行きたいフィレンツェSMN駅ではなく、その1つ手前のフィレンツェRifredi駅までしか行きません。まあ1駅なので最悪タクシーでホテルまで行けばいいかと成り行きに任せました。そしてそのフィレンツェRifredi駅に降りてどうしようかなと思案していたところにちょうど女性の駅員さんが通りかかったので、切符を見せてフィレンツェSMN駅まで行きたいのですがと尋ねたら、違うホームにすぐ普通列車Regionaleが来ると教えてくれたので、急いでそのホームまで移動しました。そのホームにたどり着いたところにその列車が入ってきて、間一髪で間に合いました。基本的にローカル列車などはドアが自動で開いてくれないので外からはボタンを押す、内からはレバーを押さえるなどする必要があります。知らないと戸惑いますので要注意です。そうこうしてやっと目的地のフィレンツェSMN駅に到着できました。

駅の真ん前のサンタ・マリア・ノベッラ教会

ホテルまで歩いて10分少々かかりました。この日はサンタ・マリア・ノベッラ教会の近くのレストランTrattoria al Trebbioに行き、パスタと肉料理を食べました。おいしく、値段もリーズナブルでした。

レストランの店内

料理の残骸

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3日目(コロッセオ・トレビの泉)

5月29日(日)晴れ、今日は少しゆっくり目に朝食をすませ、アパートから2分くらいのB線(青線)のプレトリオ駅から地下鉄に乗ってコロッセオ駅まで行きました。駅を降りるとあのコロッセオの建造物が目の前に見えています。

あの建造物が目の前に

思っていたよりも大きく迫力があります。当時のローマ帝国の権力のすごさが伝わってくる気がしました。

スケールの大きさにびっくり

昔高校の世界史の先生が教えながら生徒に「世界史の教師 見てきたような 嘘を言い」とつぶやいていたのをふと思い出して、こういう雰囲気は実際見ていないとなかなか伝えられないだろうなと先生の言葉の思いを感じました。ここも入口は入場券を買う人のすごい行列ができていましたが、私たちはローマパスのおかげで待つことなく入場できました。コロッセオは一周するだけでも結構時間がかかります。暑い日差しが照りつけるので日焼け止めと帽子と水分は必需品です。一通り見学して外に出ると、グラディエーターの格好をした人が一緒に写真はどうですかと勧誘していましたが通り過ごしました。

写真はどうですか

フォロ・ロマーノの方に歩いて行っていると警戒しないといけないと聞いていたミサンガ売りが現れました。最初私の娘に声をかけて、私にかわいい娘さんですねとか言って寄ってきてすかさずミサンガどうですかと声をかけてきます。やんわり「ノー・サンキュー」と断ると「プアージャパニーズ」とか嫌みを言っていましたがそんなにあくどい感じはしませんでした。そのままパラティーノの丘のほうの入口からローマパスで入場しました。中はとても広いので次にどこへ行くかを考えて出口を選ぶといいと思います。私たちは次にサンタマリア・イン・コスメディン教会に行く予定だったので市庁舎の裏の方に近い出口から出て途中お巡りさんに聞きながら歩いて行きました。だいたい近づいているなと感じたところで適当な昼食場所があったのでそこで昼食にしました。

右上に見えているカフェで昼食

あまりおいしいとは思わない料理でしたが結構高い昼食代になってしまいました。

味はもうひとつ

昼食後しばらく歩くとテベレ川が見え、サンタマリア・イン・コスメディン教会に着きました。ここにある「真実の口」は教会の外にあり、写真をとる人の行列ができています。15分ほど並んで自分たちの番が来たので2人ずつ2回写真を撮りました。後は自動的に教会の中に入り出口へ向かうようになっています。この教会は見るだけなら無料でした。内部は質素ですが信仰の歴史を感じさせる厳かな雰囲気でした。

サンタマリアインコスメディン教会の内部

そこから次にトレビの泉があるトレビ広場に行こうとタクシーを探したのですがなかなか空車がなくて、バスに乗ることもちょっと考えたんですが何行に乗っていいのかさっぱりわからずやっぱりタクシーで行こうとタクシーを待ちました。しばらくして何とかタクシーがつかまって「トレビ・ファウンテン」と適当に言うとわかってくれたようで走り出しました。しばらくして着いたところはかなり狭い広場でした。そこにまたたくさんの観光客が溢れかえっていました。しかしなんとか噴水のそばまで行って、おきまりのコイン投げをしました。

向こうの方に泉が

そこからは地下鉄バルベリーニ駅まで歩いて地下鉄でテルミニ駅まで乗りましたが、トレビの泉から地下鉄の車内、駅構内でどこかのサッカーチームの応援団がずっと気勢をあげていました。別に他の人に迷惑をかけるでもなく、私も面白がって見ていました。

地下街で気勢をあげるサッカー応援団

この日も昨日と同じパターンで夕食を食べに行きローマの最後の夜ということで少し贅沢をしました(€80)。

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Rigid Float(9in) 試聴記

ViV laboratory Rigid Float(9in) 試聴記

この度、友人がViV laboratoryという鎌倉にあるオーディオメーカーからトーンアームRigid Float(9in)を貸し出してもらっていたのを約1日借り受けて自宅で試聴させてもらった。以下は試聴体験記である。

SMEの前に置いて使用中

予想はしていたがとにかく設置が簡単である。平たいところに置くだけで済む。フォノモーターの前、横、後ろどこでも隙間があれば置けてしまう。カートリッジをつけてからゲージで簡単に位置調整するだけ(アンダーハングになる)。針圧も最初適当にウェイトの位置を決めておいてあとは針圧計を見ながら微調整をするだけである。これでほぼセッティングは終わりという簡単さである。早速試聴する。モーターからの振動などが構造的に排除されてSN比がきわめて高く、同時にハウリングマージンも非常に高いと感じた。ステレオ盤は見事に各楽器がそれぞれの位置に定位する。したがって録音エンジニアの腕前が如実に音に反映される。また楽器ごとの音が不自然ではなく明瞭に聴き分けられる。低域は雄大なスケールで力強く、中域はプレーヤーの持ち味をリアルに彷彿させ、高域はのびやかで抜けが良い。今まで所有したアームが持っていた不安定な要素をすべて取り去ったような、安定した再生音を聞かせてくれる。ゆえにこちらも安心して聴いていられる。結果として、アーム以外のところにオーディオ的なエネルギーを集中できるようになる。すぐにでも欲しいと感じさせるパーツである。

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2日目(バチカン・スペイン広場)

充実した朝食

ホテルの朝食場所

5月28日(土)晴れ。今日はバチカン博物館に行くので少し朝早めに起き、朝食を取るためにホテルに向かいました。朝は少しひんやりとしています。ホテルの半地下のフロアーが朝食場所になっており、こじんまりとして落ち着いた雰囲気です。入っていくと係りの女性が本当にてきぱきと飲み物の注文を聞いてくれてすぐにテーブルまで持ってきてくれました。3日間彼女は本当に親切で手際の良い世話をしてくれました。ここの朝食は口コミ等にも書かれているように内容・種類ともに充実しています。一般的なもの以外にゆで卵、オムレツ、フルーツ、ケーキ2種類とどれを食べるか迷います。そしてコーヒーがおいしいです。私は家ではブラックしか飲まないのですが、旅行中どのホテルでもホットミルクが用意されていたのでミルクたっぷりのカフェラテをいつも飲んでいました。朝食を終えて受付でロ-マパスを買いました。ローマパスは地下鉄・バスが3日間乗り放題、コロッセオ・フォロロマーノのパス、色々な美術館のチケット割引がセットになったものでとても役に立ちます。なんといっても地下鉄の切符をいちいち硬貨を出して買わなくていいので楽です。

ローマ・パス、バチカン美術館・サンピエトロ寺院クーポラ・サンタンジェロ城の入場券

バチカン博物館は長蛇の列

ローマパスを使って地下鉄A線(赤線)をテルミニ駅から乗り、オクタビアーノ駅で降りると大勢の人が同じ方向に歩いています。その人の流れについていけばいいのですが、たまにサン・ピエトロ寺院に行く人もいるので注意が必要です。大きな壁にぶつかったら右の方に歩いていきます。そうすると壁に近い方に長蛇の列ができています。予約のない人の列です。その外側はがらがらで入口までどんどん歩いて行けます。途中でガイドの勧誘がいっぱいありますが、無視して入口まで行きます。予約券をスキャンされます。それから中に入ります。進んで行くと予約券がある人用のチケット売場がありますからそこでチケットと交換します。チケットをもらったら上の階まで上がって展示室を回るわけですが、はっきり言ってよっぽど詳しく下調べをしていないとどう回ればいいか見当もつかないぐらい広いのです。私たちはもうジタバタせずに適当に廊下の続いているところを進んで行きました。オーディオガイドもサン・ピエトロ寺院のクーポラに行く近道(?)を出ると返却できなくなるだろうということで借りませんでしたが、これが失敗でした。絶対借りるべきですし、その近道は個人入館者は通してくれませんでした。これでもかこれでもかというくらいの展示物を堪能して疲れがピークに達するころ、一番の目当てにしているシスティナ礼拝堂にたどり着きました。

システィナ礼拝堂

そこはまったくそれまでのところとは雰囲気の違う部屋でした。薄暗くひんやりした大きな部屋の中に人が溢れかえっています。振り向いた壁にはあの有名な「最後の審判」がありました。しかし、ゆっくりそれを眺めるわけにはいきません。警備員が「ここに立ち止まってはいけません」「写真を撮ってはいけません」「静かに」と警告する声が絶え間なく聞こえています。しかたなく中の方へ進んで行くと、なんとか立ち止まって後ろや天井の絵を見ることができるようになります。それでも混み合った電車の中のような状態に近いという感じです。それでも何か厳かな雰囲気を感じさせるのは偉大なる芸術のなせる技なのかなと思いました。何とか壁際の椅子に座ることができて、座って天井の絵をゆっくり見ることができました。それにしてもいくら警備員が「ノーフォト」と言っているにも関わらず隙を見ては写真を撮っている人が結構いました。ここから最後の審判の絵と反対側に向かって右奥のドアがサン・ピエトロ寺院のクーポラへの近道とWEBに出ていたので通れるかなと行ってみましたが、警備員が厳しくチェックしていて、団体客しか通していませんでした。がっかりして左側の出口から出ようとしたのですが、流れが前に進んでいません。前の方に行ってみるとみんな出ようとせず、立ち止まっています。何故かが解らない私は、ここから出てもいいですかと警備員に聞いたら、笑われました。どうもその出口は狭いうえに車椅子の入場口を兼ねていて、ちょうど車椅子の人が入ってくるので出る流れを遮断していたときだったのです。しかしそれはそばにいて警備員の声を聞いた者しか解るはずがないのになんで笑われなければならないのかとムッとしました。

サン・ピエトロ寺院

サン・ピエトロ寺院の正面

博物館を出て、壁伝いに歩いていくとサン・ピエトロ寺院が見えてきます。寺院の前の広場には何か宗教的な催事があるのか大きなたれ幕が下がっておりちょっと興ざめでした。中を見学した後クーポラに登ろうとしたら、これが結構な行列ができていました。30分くらい並んでチケットを買うことができました。チケットには下からすべて階段で登るものと、途中までエレベーターで登るものとがありましたが迷わずエレベーター使用のチケットを購入しました。そこからまた10分くらい待ってエレベーターで途中まで上がって、そこから階段で昇って行きました。途中寺院の中を見下ろせるところもあって面白いです。

下を見下ろすとちょっと怖いです

そこから狭い階段通路をかなり昇りますが、前がつかえているため休み休み昇るのでそんなにしんどくはないです。

前がつかえていて休みながら昇ります

一番上まで行ってクーポラの外に出るとローマ市街が一望できます。

クーポラの上からの眺め

もうこの辺で2時くらいになっていてお腹がすいていたのですが、お昼休みはサンタンジェロ城のカフェと決めていたので我慢して降りてサンタンジェロ城の方に向かって歩きました。

サンタンジェロ城で遅い昼食

サンタンジェロ城はローマパスで並ばずに入れます。こういう時はローマパスの有難味を実感します。サンタンジェロ城のカフェでローマに来て初めての外食を食べました。3人でパスタを食べました。味はそこそこでした。そこから見える景色はなかなかのものでした。

サンタンジェロ城内のカフェ

サンタンジェロ城からの景色

ナボーナ広場に寄り道

スペイン広場まで歩いていこうと橋を渡って歩き始めたのですが、近くにナボーナ広場があることに気づき、そこに立ち寄ることにしました。昔競技場だったという楕円形の広場は典型的なイタリアの広場のようでした。暑かったので歩くのはやめて、その近くのタクシー乗り場からタクシーでスペイン広場に行くことにしました。街中で乗る初めてのタクシーでしたが、「ピアッツァ・ディ・エスパーニャ」と適当にいうと女性ドライバーがわかってくれたのでほっとしました。

スペイン広場周辺は人が溢れて

タクシーで着いたとたんに人の多さにびっくりしました。

人、人、人

ここでジェラートを食べる余裕はない

スペイン階段の上に上がってみたものの日差しがきつくゆっくりできる状態ではありません。夕刻になりつつあったので早めに切り上げて、近くのフィオル・フィオーレというジェラート屋さんに行きました。ジェラートを注文するのも初めてだったのですが前の人の様子を参考にして、見よう見まねでまずカップの大きさを選び、次にフレーバーを2種類指さすそれだけです。後は会計を済ませるだけ簡単でした。ジェラートを食べながら地下鉄Spagna駅方面に向かって歩いていきました。おいしかったです。

夕食はホテルの近くのリストランテで

地下鉄テルミニ駅で降りて通路を結構歩いたり、エスカレーターに乗ったりしてやっと地上に出ます。(結構この間が緊張しますが、旅行中地下鉄では何も危険なことは起こりませんでした。)そこから歩いてアパートまで帰る間にスーパーマーケットがあるので、牛乳、ビール、お菓子、洋梨を買って帰りました。水は1日1ボトルサービスで付いていたのでアパートでは買う必要がありませんでした。一休みして夕食に行くために出かけました。ホテルの受付でリーズナブルな食堂を紹介するとメールのやり取りのなかで聞いていたので受付で教えてもらおうとホテルまで行きました。教えてもらったリストランテはホテルの斜め向かいぐらいのすぐそばにあり、楽でした。そこに行くと結構人が入っている人気のあるリストランテでした。

ホテルのすぐ近くのリストランテ

ウェイターさんが来て、日本人だとわかって片言の日本語を使いながら、カタカナの説明が書いてある英語のメニューを持ってきてくれてとても注文しやすく、安心して食事ができました。サービスはグッドで、味も値段もリーズナブルでした。名前はRistorante Monte Arci です。アパートに帰って洗濯しようとイタリア語と悪戦苦闘したのですがよくわからず、受付に電話したら何とか使えるようになったのですが、わからなければ明日教えに行くと言ってくれました。

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1日目(成田-ローマ)

快適なB777-300ER

5月27日(金)晴れ、朝比較的ゆっくりとホテルの豪華なレストランで朝食をとりました。航空会社の機長さんのような人たちも結構見受けました。9時のシャトルバスに乗りましたがガラガラでした。成田から乗るのは初めてなのでもの珍しそうに景色を見ていましたが途中のゲートで乗客全員の検問があるのはちょっとびっくりしました。そうこうしているうちに成田空港について無事チェックインもおわり早めに搭乗ゲートの方に行って待つことにしました。そして定刻の時間に合わせて搭乗が始まり機内に入っていきました。私たちが乗った機種はボーイング777-300ERという機種でエコノミーの中ではちょっと快適なのかなとこの機種を指定してチケットをとりました。実際その機内での快適さは予想以上でした。映画、テレビ番組録画ビデオ、音楽でほぼ退屈することなく時間をつぶせました。シートも倒し具合は少なめですが後ろの人に気兼ねなく倒すことができます。持参して意外と役に立ったのが首のところに巻く空気マットです。私は首ではなく腰のところに当てて使いましたがランバーサポートとして十分使えました。おかげで長時間座っていても腰が痛くなりませんでした。そしてうとうとしているうちに乗り継ぎのためのフランクフルト空港に到着しました。

後のドタバタも知らないで到着の余韻に浸っている

乗り継ぎで大慌て

空港に着いたら入国審査を受けて、アリタリア航空に乗り継いでということはわかっていたのですが、フランクフルト第1ターミナルに到着して進んでいくと、入国審査の窓口の横に第2ターミナルへの通路がどうぞといわんばかりにありました。ここで迷いが起こりました。ここに誰でも通れる通路があるということは入国審査はここで受けなくても第2ターミナルまで行けるのではないか、そして簡単に乗り継ぎできるのではないかと。これがトラブルの第1歩だったのです。確かに第2ターミナルにはトラムに乗ってすんなり行けました。(そこはもう搭乗手続きをすませた人が時間待ちしているような場所でした。)しかし、そこからどうしたらいいのかわかりません。どうしようかと悩んでいるとちょうどJALの日本人職員の人が通りかかって私たちの質問にていねいに答えてくれました。(ラッキー。本当にありがとうございました。)その方はまず第2ターミナルの入国審査を受けなさい、そしてその横の荷物受取場所(英語ではバゲッジクレイムというんですね。)の右奥にカウンターがあるのでチェックインをしなさいと教えてくれました。教えられた通りに入国審査の場所に行くと入国する人は私たち以外誰もいなくて何か場違いなところに来たような気がしました。なれない英語で何とか質問に「サイトシーイング」とか答えて入国スタンプを押してもらいました。それからまた荷物受取場所に行くとここもほとんど人がいません。この時点でもう教えてもらったことを忘れてしまっていました。本来なら右奥のカウンターの方へ行くべきだったのが左奥の方に係りの人がいたのでついそちらに行くと「どーぞ通ってください。」というふうにいうので自動扉のゲートを通っていくといきなり今度は搭乗のための身体検査の場所に出てしまいました。やけくそ気味に次の飛行機に乗るんだから間違ってはいないと変な勇気を出して搭乗チェックのゲートを通ってしまいました。ところが搭乗口の案内表示に私たちが乗るアリタリアの搭乗ゲートが何番なのかがなかなか表示されないのです。第2ターミナルの搭乗ゲートは50くらいあるので、直前にわかっても間に合わないかもしれないなと、このへんからちょっと不安な気持ちになってきました。まず何かの会社のオフィスにいる人に聞いてみたらわからないといわれますます不安になり、別の航空会社の人に聞いたらアリタリアのチェックインカウンターは搭乗手続きのゲートの外にあると言われ、これはもうだめかもわからないと半ば諦めかけてもう一度外にでようとしました。その途中でフィンランド航空の職員の人が販促をやってたので、その人にダメもとで聞いたら、私たちの持っている電子チケットのままで搭乗できるよと言って、搭乗ゲートを端末で検索してくれましたがまだ未表示でした。お礼を言うと次はフィンランド航空を使ってねと言われました。この時点でかなり希望が見えてきて、とにかくゲ-トの表示がわかれば何とかなると思い気を取り直しました。そして、搭乗時間の少し前になってゲートが表示された時にはやったと思いました。その搭乗口に行って電子チケットを見せるとやはり本来はチェックインカウンターで済ませるような手続きをそこでやってくれて座席番号も確定しました。これで本当に乗り継ぎできると実感しました。教訓としては、やっぱり本来取るべき手続きは手順通りに踏まなくてはいけないということです。ちょっと近道したばかりに冷や汗をかく羽目になったと大いに反省しました。またANAに対しては個人客に対して各空港での乗り継ぎのためのていねいなマニュアルくらいは用意しておいてほしいなと感じました。

乗り継ぎが可能になり安堵

やっとローマに到着

フランクフルトからアリタリア航空でローマ・フィウミチーノ空港に到着しました。フランクフルトでEU圏への入国審査は済んでいるので当然入国手続きなしで荷物受取所まで行けました。一つ心配は預けた荷物がちゃんと出てくるかどうかでした。荷物受取所に行って待っていました。しばらくしてターンテーブルが動き始め荷物が出始めましたが私たちの荷物は出てきません。ちょっとロストバゲージのことが心配でしたが本当の最後の最後に3人分の荷物が出てきたときにはホッとしました。後はホテルに行くだけですから急いでタクシー乗り場に向かいました。聞いていたような客引きもなくタクシー乗り場に行くと順番に2列で停まっているタクシーに皆さん次々と乗り込んでいましたので、見よう見まねで進んで行くとタクシーの運転手さんがトランクを開けてくれて荷物をてきぱきと積んでくれました。

タクシー乗り場にて

車内に入っておもむろに用意していた住所を書いた紙を見せて、「Questo indirizzo per  favore」とたどたどしいイタリア語でいうと、かなり道に詳しい運転手さんだったのかすぐに走り出しました。イタリアのタクシ-は飛ばすと聞いていましたがまさにその通りでした。高速道から一般道に入って混んできたら、細い道にどんどん入っていくのでちょっと不安になりましたが、おそらくそれが抜け道だったのでしょう。かなり短時間で中心部まで走れました。テルミニ駅の前を通ってしばらく行くとホテルの前にぴたりと車を停めてくれました。料金は本に書いてあったように€40と言われたので、思わず彼のすばやく正確な運転にチップを渡しました。

アパートメントは7階のテラスのある部屋

予約していたCrosti Hotelの受付(日本ではフロントと言っていますが、Receptionという

建物の外の街並み

のが一般的なのですね。)に行くと、親切そうな中年の男性がいて非常にてきぱきと要点だけを手短に説明してくれました。私たちは疲れていたのでとても助かりました。このホテルでは予約の時から部屋は別館のアパートメントですと聞いていたので後はどれくらい離れていて、どんな建物かが心配でした。若い従業員(学生のアルバイトかなとも思いました。)が家内と娘の2人分のトランクを引っ張ってくれて私は自分のトランクを引っ張りながら歩いて行きました。道は単純で距離はあるいて5分くらいのところでした。少し古そうな大きな木のドアのある8階建ての住居でした。エレベーターがあって彼が操作をいろいろ教えてくれて狭いながら3人分の荷物と人は乗れま

キッチンと食卓

した。7階のアパートの部屋に入るとき彼が鍵の開け方閉め方を教えてくれたのですが、日本の一般的な鍵とはかなり違いました。開けるときと閉めるときとでは差し込む面が逆になり、どちらも3回転させないといけないのです。かなり頑丈な鍵で安心しました。部屋に入ると2LK+15帖くらいのテラスということがわかりました。台所には食器・調理道具・ガスレンジ・電子レンジ・電気ポット・コーヒーメーカー(カートリッジ式

リビングには2つのソファー

で飲み放題)・自動食器洗い機、リビングにはテレビ、アイロン・アイロン台、洗面所にはトイレ・シャワー室・ドラム式洗濯機・洗剤、テラスには物干し台・テーブルセットなどがあり、食材を買ってくれば完全な自炊生活が送れそうでした。リビング・寝室にはクーラーがあり、日中や寝る前などは少しかけたほうがいいくらいの気候でした。その日は疲れていたので外出はせず、早めに就寝しました。やっとローマに来たんだなという高揚した気分の中で眠りにつきました。

気持ちのいい広いテラス

広い方の寝室

イタリア語で書いてある洗濯機

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