市販プリント基板によるプリアンプの製作(14)

 色々試行してましたが、元のMaranz#7基板に戻すことにしました。どうも和田真央氏の回路基板は利得が少し小さいようで、ボリュームを目いっぱい回す使い方になりそうなのでやめました。元に戻すに当たって、前から問題のあるフロントパネルのボリュームとセレクタースイッチを交換することにしました。フロントパネルの厚が7mmもあるのでロータリースイッチの取付が通常のセンターシャフトのナット止めが不可能で困っていました。そこで今回は東京測定器材のRS500シリーズのロータリースイッチを使うことにしました。このシリーズには2点皿ネジ止めタイプも用意されています。
 早速東京測定器材のロータリースイッチを扱っている門田無線に問い合わせしてみました。回答は注文は可能ですが、特注扱いになり、納期は45~60日になりますということでした。他に方法もないので注文することにしました。ボリューム用にはRS-500V 4-4-23 P 15° 20 R (4段4回路23接点 ステップ角15° シャフト長20mm)というもの、セレクタースイッチ用にはRS-500V 1-2-6 P 30° 20 R (1段2回路6接点 ステップ角30° シャフト長20mm)のものを選択しました。価格は5672円と2112円でした。待ち遠しかったのですが、7月5日に注文確定して、製品が到着したのが7月22日ですから、実質2週間と少ししか掛かりませんでした。ちょっと45日~60日という案内はオーバーです。早速組み込みたいところですがロータリースイッチを使って先にアッテネーターを完成させる必要があります。以前のアッテネーターはヤフオクで入手したもので抵抗はメーカー不明の金被抵抗が使用されているものです。今回はビスパのLGMFSA50を中心に抵抗値のないものはLGMFS50とREY25FYを使用しました。このロータリースイッチは結構コンパクトで半田付けに苦労しました。もう少し大きい方が良かったのですが、取付方法をネジ止めに限定するとこの製品しか選択肢はありません。

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 取り付けが完了し早速音出しをしてみました。以前より余分な付帯音が取れたような純度の高い音がしていると感じます。<完>

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