1)配線作業
最近、内部配線によく使用する線はAWG22のテフロン撚線です。ただ今回は一部にJupiterというブランドのAWG23 4N銅単線を使ってみました。今回PHONO入力以外にはシールド線は使わずに、2本をツイストにして片側の線を接地しています。今回B電源はどちらもブリッジ整流、ヒーター電源も一方はブリッジ整流、他方はセンタータップに+80V印加ということでアース配線は入力端子と各プリント基板間を接続するだけで済みました。
2)完了後の検査
配線が一通り完了した後、目視で不具合がないか見て、テスターで電圧のかかるところがアースとショートしていないかチェックしました。今回のように電源トランスから基板への配線はネジか圧着端子で配線していますので、容易に取り外せます。まずヒーターだけ配線を接続し、正常に点灯するか確認し、その後B電源の配線を接続し各部の電圧をチェックしました。前にも書きました通りイコライザー基板の
Lchの2段目のプレート電圧、カソード電圧が規定値とかなりずれていました。部品不良も疑いましたが、やはり半田付け不良の可能性の方が高いと考え、関係個所の半田付けをやり直しました。結果両chとも正常な電圧になりました。その後1kHzのサイン波、矩形波を入力し発信等不具合がないか確認しました。本当なら100Hz、10kHz等もするべきですが省略しました。