市販プリント基板によるプリアンプの製作(3)

1) MARANTZ#7基板の製作
 両面基板なのでパターンの繋がりが複雑でパター
DSC_0035カットに苦労しましたが、なんとか彫刻刀できれいにカットできました。新規に購入した部品はASCのフィルムコン、B電源用のケミコン、シールド付き基板用9ピンMTソケットくらいです。シールド付きのMTソケットはたまたまヤフオクを見ていて目についたものを落札しました(2個で640円)。プリント基板なら簡単だろうと高をくくっていたら、組立後規定の電圧に揃わなくて、はんだ付けの修正等してやっと各箇所の電圧が揃いました。電源フィルターはCRのみです。

2) AE-1基板の製作
 部品点数が少ないのでスッキリしている印象です。電源部はB電源にはツェナーとFETによる定電圧リップルフィルターDSC_0039回路が採用されています。ヒーターはACのままでセンタータップに+80Vをかけています。付加回路として出力に遅延式のリレー回路が付いています。これは試聴してわかりましたが、電源ONの時は有効ですが、電源OFFの時は役に立ちません。面白いと感じたのはカソードフォロワーの5W30kΩの抵抗の代わりに1W120kΩ金被抵抗を4本並列に繋いで使用している点です。基板にスペースがあるからできた訳で、放熱的にも音質的にも効果があるのではと思いました。この基板については信号回路のCR類を交換した程度で、あとは付属の部品を使用しました。
DSC_0040

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