300B A級PP フローティングOPT方式アンプの製作(9)

 いよいよ本当に製作

に関しては完成しました。電源を入れての簡単な電圧チェックと1kHzのサイン波と方形波を入れての波形チェックをする準備をします。取り合えず300Bには10年位前の桂光のペアと12AU7AにはLUXKITから抜いた松下製を挿しました。SWを入れるとB電圧は一瞬500Vを少し超えますがすぐに485Vに落ち着きます。さすがダイオード整流立ち上がりが瞬間です。これが直熱真空管に優しくないのですね。フィラメントに入れてある500Ωの電圧も規定の80Vを示し電気的には問題なしです。一安心しなが ら次にSGから1kHzの信号を入れてやります。

それをオシロスコープで観察します。サイン波、方形波とも綺麗な形で、無修正、無調整でここまでくるのはさすがにUJIKEアンプをほぼデッドコピーした甲斐があったというものでしょう。細かい測定は明日にして、気分が良いので試聴に入りました。片側のスピーカーを使ってモノラルレコードを試聴しました。最初のうちは何やら燻ったような音が出ていましたが、1枚目のレコードが終わる頃からいい音だと確信が持てるようになり、最終的にはISO製出力トランスから明瞭で前に飛び出してくるような鮮烈な音が出るよ うになりました。もう1台は明日以降に完成火入れ計測を行います。

追記:写真を追加します。トランス保護カバーを取ってISOのプレートを貼りました。音は昨夜より更に良く聴こえます。私は300Bの同一2ペアを持っていないのでどうするか考慮中ですがWEやWE復刻中国球も無理してまで手に入れようと感じさせないくらいの音が出ていますので、多分ロシア球で落ち着くと思います。私は今まで旧TANGO系のトランスをあまり高く評価していなかったのですが、今回はいい音を出しています。

 

 

 

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