今回の300Bアンプ2台の改造にあたっても何個かのカップリングコンデンサーを交換す
るために、ここ数週間のうちに6本のオイルコンデンサーをヤフオクで落札しました。WEST CAPの600v 0.1μ x2, 0.22μ x2, CSCの600v 0.22μ x2 というものです。そのついでに高価な(私にとって)300BやVT-52を壊したくないので絶縁抵抗を計測することにしました。どうせ計測するならと以前から持っている色々なコンデンサーも一緒に計測してみることにしました。
さすがに、しっかりした作り(ハーメチックシールド)のWEST CAP、CSCやGOOD ALLのオイルコンデンサーは1000MΩ以上の値を示し安心しました。次に良い値を示したのがSPRAGUEの160P(通称Black Beauty)で約1000MΩです。同じ種類のCDE
(Cornell Dubilier Electronics)のBlack Catは約500MΩでした。そして一番低かったのが中古のジャンク品で買ったSPRAGUEのBumble Beeで、10~20MΩでした。やはり経年には勝てないのかかなり低くなっているのでしょう。高電圧のかかるアンプのカップリングには使わない方がよさそうです。
また、国産の東一のVITAMIN Qは2000MΩ近い値を示していました。信頼のおけるコンデンサーには違いないですね。
良い所に着眼されました!ビンテージ品の多くは使用品・未使用品に関係なく劣化の一途です、SW切り替えてバスバス衝撃音の元凶は此れです、”直流漏れ”アーク断続音です500V以上メガーで多少でも振れて居たら廃棄です、ビンテージ固着は次段バイアスまで狂わせ破壊に至ります、装着品は片線離線計測止む無しですが現状維持での自己修復は有りません!直流漏れを遮断し交流信号正常伝達に努められる事を望みます、耐圧はMax表示の1.5倍程度が印加限度と思慮します、了