プリアンプの製作(4)-トラブルシューティング-

一応組み上がったのでメインアンプにつないで鳴らしてみました。まず感じたのがゲインの低さです。まさかアウトプットトランスを1次2次逆に繋いでいるとは思わなかったために、回路そのものに何か問題があるのではという考えを持ちました。また600Ωの送り出し自体がメインアンプの入力インピーダンスと合っていないのではなどとピントはずれなことを考えていました。そこで対策としてゲインをあげるために色々考えました。初めに2段目の12AT7のカソード抵抗にコンデンサーをパラってみました。少しゲインがあがりました。次に12AT7のカソード抵抗を小さくしてIpを増やし増幅度をあげました。それでもまだ何かおかしいので初心に帰ってアウトプットトランスのIPC_AM1065_inside端子を元のIPCのプリアンプの写真で確認していくと、1次と2次の端子が逆になっていることを発見しました。この時点で回路を手本にさせてもらった渡辺氏になんと失礼なことをしたことかと穴があったら入りたい気分でした。トランスの取付方向を180度反転させて1次と2次を逆にしたところ十分なゲインが得られ音もかなりよくなったようバッテリー点火プリ-graph2に感じました。(12AT7のカソード抵抗1kとパスコン100µはそのままにしています。)また600Ωの送り出しでも通常のメインアンプの入力にはまったく問題のないこともわかりました。いい勉強をさせてもらいました。

OUTPUTTRANS付プリver2DSC_0009_800  ⇒   DSC_0102_800

カテゴリー: Preamp パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください